So-net無料ブログ作成
検索選択

山崎まさよし 10th Anniversary LIVE ARENA 2005 広島グリーンアリーナ 12.3 [山崎まさよし]

 行って来ました!12月3日、広島グリーンアリーナでの「山崎まさよし 10th Anniversary LIVE ARENA 2005」。
 当日の広島は、この冬一番の寒さで、まさやんも前日のラジオ生出演で「毛糸を羽織っておこしください」なんて語っていたほど。でも、LIVEの方は、そんな寒さも吹き飛ばす、10周年ライヴのラストに相応しい、アツイものになりました。それでは、さっそくLIVEのレポートを!

 会場に入ると、心地よいジャズが流れている。ステージはえんじの幕で覆われており、一昔前の劇場といった感じだ。古いミュージカルとかレビューでも始まりそうな雰囲気である。山崎まさよしのLIVEへの参加は、5月の「One Knight Stand Tour」、9月の「Augusta Camp」に続き今年3回目。まさやんの広島グリーンアリーナでのLIVEは2000年3月以来である。
 「あの、すいません」、パンフレットを眺めていると、会場係に案内された年配の女性が「席の確認お願いできますか?」と声をかけてこられた。チケットを見せていただくと、なるほど列と席は同じだが、それはスタンドのチケットだった。最近は、ネット販売やコンビニ、プレイガイド…と、すべてチケットが違っていて、どこに何が書いてあるのかわかりにくく、開場係の人も見落としたのだろう。
 それにしても、そのチケットのご婦人もそうだったが、私たち夫婦のまわりには、同年代、あるいはそれ以上と思われるような方たちが結構座っておられる。そんな人たちが、まさやんのLIVEに足を運んでおられるのが嬉しいではないか。うちの奥さんなどは、スタンドにおられたその中の一組を、「まさやんのご両親」なんて決めつけていた。…と、そうこうしているうちに、ゆっくりと場内が暗転し、開演を告げるレトロ調のブザーが鳴った。
 ステージの幕が上がる。暗いステージには、どうやら巨大な額縁が置かれている。額縁の前にはゲンちゃんのドラムセットを中央に、左にグランドピアノ、右にパーカッションやキタローさんのものと思われる機材が置かれている。
 「どうも、山崎まさよしです…」ステージ中央に人影はないが、聞こえてきたのはまさやんの声。昔飼っていたという、耳の立たない血統書付きのシェパード「ラッキー」の話だ。ふと、ステージ上の額縁の中のたくさんの人影に気づく。「これはもしや…」なんて思っていると、ステージ袖から、ゆっくりと中央に歩いてくる人影が見えた。ワーッという歓声が上がる。少し照れたように笑う、フォーマルな衣装に身を包んだ山崎まさよしがそこにいた。
 ストラップに腕を通し、ギターを抱えたまさやんが静かに奏で始めたのは、「あじさい」である。のびのある歌声。のどの調子もよさそうである。「雑種の犬を飼って 散歩に出かけよう」という出だし…。ラッキーの話は、ここにつながっていたのだろうか。
 10周年LIVEのオープニングは、ここまでずっと「月明かりに照らされて」だったのだが、よい意味で裏切られた。「今夜はいつもと違うぞ!」と感じずにはいられない…。突然、額縁の中の人影にスポットがあたり、チェロ(?)を奏でる人が現れる。山崎の歌に寄り添うように奏でられる旋律。ツアーのロゴにさりげなく書かれた「rainbow colors」の文字を見たときから、ひそかに期待していた通り、やっぱり今回はストリングスとの共演だった!ストリングスは服部隆之とラッシュ・ストリングスだ!
 ギターの弦をミュートした、聞きなれたメロディーに導かれてスタートした続く「やわらかい月」は、まんまCDと同じ。アコースティックギターの音色とまさやんの歌を包み込むような、やさしく重厚なストリングスの音が非常に心地よい。
 「ども、山崎まさよしです。…昨日は牡蠣を食べました。小粒の…」という、最初のMCのところで、スーツ姿のゲンちゃん(江川ゲンタ)と、金ぴかのベスト姿のキタローさん(中村キタロー)登場。さっそく始められた「ふたりでPARISに行こう」の間奏では、ゲンちゃんと「PARISに来たけど、男ふたりって?…でも、何だかここはソースのにおいがするぞ?」という御当地コント?を披露。
 続く「メヌエット」はストリングスが加わった事で、よりボヘミアンな雰囲気に。そして、聞くたびに姿を変える「Plastic Soul」は、やっぱり無国籍な感じである。
 「混沌」「恐怖」といった言葉が浮かんできた「水のない水槽」へと続く、ストリングスのメロディー。出だしこそいつもと同じだったが、すぐに、以前、服部さんと共演したNHKの「音楽・夢くらぶ」ヴァージョンとなる。
 ヴォリュームたっぷりの演奏に一息ついたところで、静かに始まったのは「振り向かない」。全身に鳥肌が立つような感覚。「One more~」でまさやんを知った私を、山崎中毒(?)へと導いた曲。徐々に盛り上げていくストリングスが、切なさと感動をさらに大きくする。
 ちょっと一張羅な服を着せられたような「十六夜」のあと、まさやんが向かったのはグランドピアノ。「タオル忘れた」と笑いを誘ったあと、「『8月のクリスマス』は観て頂けたでしょうか?…ワイヤーアクションありの、一大スペクタクル巨編!(笑)…広島では、もうちょっと公開されてるようですので…」と、次は「8クリ」かな?と思わせるMC。でも曲は「ツバメ」。これにはストリングスと共にゲンちゃんのドラムも加わり、よりオリジナルに近い感じになっていた。そういえば、会場からの「がんばれ」の声に、「お前ががんばれ!…久々に言ったな」なんて、返したりしてました。
 ギターにもどって「ベンジャミン」のあと、いよいよ「One more time, One more chance」である。イントロは指ではなく、ピックで弾いているようだ。弦にピックが触れる音が、シャリシャリした感じで聞こえる。「どっかで きみの」の「み」のところで音を下げる歌い方にもだいぶ慣れた。ここでのストリングスは、それほど目立つわけでもなく、うまく曲を盛り上げていて、いい感じである。
 続くエレキに持ち替えての「僕と君の最小公倍数」は、今回のLIVEの収穫だった。ストリングスが加わることで、こんなにいい曲だったんだ!と、あらためて気づかされた。それまで座っていた客席のみんなも、この曲で一斉に立ち上がった。そして、まるで「ルパン3世」でも始まるのではないか?というようなストリングスのイントロからスタートしたのは「Fat Mama」。でも、これはちょっとオーバーアレンジかな?
 「ヤサ男の夢」から「昼休み」へと続く、おなじみの必殺フルコース。「ヤサ男」の「スリルのある(フゥー!)恋に(フゥ―!)」も、今回は照れずに叫べて気分爽快! 「昼休み」の、ラッシュ・ストリングスさん達の“昼休みの演技”(新聞を広げたり、カップラーメンを食べたり、紙風船を膨らませたり、携帯で写真を撮ったり…)には、大いに笑わせていただいたし、続く「審判の日」の「ウウウ~」は、やっぱりちょっと歌いにくかったが、突き上げた手を左右に振って、会場は大いに盛り上がる。
 一呼吸置いて、本編ラストは「僕はここにいる」である。やはり、あるべきところに、ストリングスがあるのは聞いていて気持ちがいい。ツアー前に「CDでの演奏をLIVEで再現した事がないから…」というようなことを、どこかで語っていたが、これなどは、まさやんの希望通りといったところか? 間奏は「音楽・夢くらぶ」とは違って、トリオの時と同じシンセソロ(「音楽・夢くらぶ」ではトランペットのソロ)で、最後もギターのアルペジオで終わった。
 LIVEの流れ的に、少し唐突に本編が終了したように感じられ、客席には「えっ!もう終わりなの?」という空気が流れる。気を取り直して、すぐにアンコールの拍手。それは少しずつ、(広島では)いつもの「ヤ・マ・ザ・キ・マ・サ・ヨ・シ」の、サッカー応援風コールに変わる。

 再びステージの幕が上がると、そこには「天然パーマ・ツアー」を思い出させる「まさやん部屋」のセットが! 4畳半ぐらいの広さだろうか? 中央にはちゃぶ台が置かれ、壁には由美かおるのヌードポスターが貼られている。
 スティックを持ったゲンちゃん、ギターを抱えたTシャツ姿のまさやん、ウクレレを持ったキタローさんの3人はあぐらをかいて談笑中。「なんか外が騒がしいな!」「由美かおるって全然変わんないな!」「そろそろポスター変えろよ」「紅白出場歌手の部屋とは思えないな」「家賃いくら?」「ん…2万ぐらい」…3人のそんなやり取りで、大爆笑の中始まったのは、さらりと短い「Sweet Memories」。最後、ハモリのつもりが3人とも同じ音でやり直し! 続いて「Englishman In New York」が演奏されたが、これはかなり長~いヴァージョンだった。ゲンちゃんはちゃぶ台や湯のみを叩きまくり! キタローさんは、おもちゃのグランドピアノや、太鼓を叩くクマのおもちゃと格闘! そして、まさやんはウクレレにもちかえて「夏の写真館」の一節をサービス! 
 「まさやん部屋」でのラストは「根無し草ラプソディー(ウクレレヴァージョン)」である。「鳥の歌声~」では、部屋の上に鳥が登場! 「友を呼ぶ~」のところでは、窓の障子が開けられて、可愛いイラストのまさやん、ゲンちゃん、キタローさんも登場! 広島グリーンアリーナに笑顔の輪が広がってゆく。演奏が続く中、馬の被り物のお掃除おばさんと共にスタッフが現れ、「まさやん部屋」のセットは「うわっ、動いた!」「なにすんだよ!」のまさやんの叫びも虚しく、強引に撤収される。もちろん再びアンコールの拍手である。

 2度目のアンコールの幕が上がると、ステージ上には再びフォーマルな衣装のまさやん。ラッシュ・ストリングスの面々も額縁に納まっている。短くお礼を述べたあと、「最後に1曲聞いてください」といって、グランドピアノに向かう。
 最後の最後は「8月のクリスマス」である。この曲を聴くと、どうしても映画を思い出して切ない気持ちになってしまうが、一連の10周年記念ライヴも、この1曲で最後だと思うと、なおさら切なくなってくる。
 「どうもありがとうございました。」
 深々とお辞儀するまさやん。私たちも「ありがとう」の気持ちを込めて拍手。拍手の音と歓声が、しばらく広島グリーンアリーナに響いていた。

 思うに、この「ARENA 2005」は、まさやんから私たちファンへの「10年間ありがとう」のプレゼントだったのだろう。おなじみの曲たちに一張羅の衣装を着せて、私たちにプレゼントしてくれたのだ。紅白出場もたぶん、そんなプレゼントの一つ。今年の大晦日は、10周年イヤーの締めくくりとして、コタツに入って、みかんでも食べながらまさやんの歌を聞くことにしよう。

SET LIST
01.あじさい
02.やわらかい月
03.ふたりでPARISに行こう
04.メヌエット
05.Plastic Soul
06.水のない水槽
07.振り向かない
08.十六夜
09.ツバメ
10.ベンジャミン
11.One more time, One more chance
12.僕と君の最小公倍数
13.Fat Mama
14.ヤサ男の夢~昼休み
15.審判の日
16.僕はここにいる

encore
17.Sweet Memories
18.Englishman In New York
19.根無し草ラプソディー

20.8月のクリスマス

2005年12月3日(土) 17:00開場 18:00開演
¥6,300 アリーナ19列15番


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。