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山崎まさよし COVER HALL TOUR 2007 広島厚生年金会館 11.10 [山崎まさよし]


 2007年11月10日(土)、遂に山崎まさよしの「COVER HALL TOUR」が広島にやってきた! 暗い話題で落ち込んでいた広島の街も、これで少しは明るさを取り戻すだろう。
 会場の広島厚生年金会館には午後4時過ぎに奥さんとともに到着。さっそくツアートラックを求めて機材搬入口に向かうが、止まっていたのはフツーのトラック…。派手に「COVER HALL」とか描かれたトラックを期待していたので少しガッカリ…。気を取り直して、会場のツアーグッズ先行販売へ。実はこの日のために先週フリーマーケットに出店し、いくらかお金を稼いでいたのだ。多少、懐もあったかかったのでいつもより少し多めに購入してしまう。
 食事を済ませ、再び会場へ。今回の席はなんと2階席…。「あの~、一応ファンクラブ先行なんですけど…」と、愚痴りたくもなるが、今回、都市部ではかなり涙を飲んだ方もおられると聞いていたので、我慢我慢…。
 ステージ上にはアーチ型のセットとミラーボール、そしてCover Hallの巨大な電飾。両サイドには大きなジュークボックスも置かれている。ステージ中央に置かれているまさやんのギターは今シーズン・レギュラーのテレキャスター・シンラインとサザンジャンボ、ステージ左にはゲンタさんのパーカッション類とドラムセット、右にはキタローさんのベースとキーボード類が置かれている。
 開演を告げるアナウンス。わずか30分の入場時間だったので、まだまだロビーや通路には席へと急ぐ人がたくさんいる。うちの奥さんもトイレに立ったまま帰ってこない。心配になってロビーへの扉を開けたところでこっちに向かってくる姿が見える。「こっち、こっち」と手招きし、急いで席へ。その瞬間、客電が落ち、SHOWがスタートした。
 くるくると回るミラーボール。聞こえてきたのは懐かしの「ヒットパレード」のメロディー。DJによる語りも入って、なにやら音楽番組のスタートのようだ。スポットライトに照らされたまさやんは、ジュリー(沢田研二)風の帽子を斜めにかぶって登場。抱えたシンラインが決まっている! 当然、客席は総立ちだ!
 そして、「♪ヒールを脱ぎ捨て ルージュを脱ぎ捨て すべてを脱ぎ捨てたらおいで~」と始められたのはジュリーの「ス・ト・リ・ッ・パー」だ。なるほど、今回の「COVER HALL TOUR」は、「♪オレのすべてを見せてやる お前のすべてを見たい」ということなのだろう(笑)。
 「ス・ト・リ・ッ・パー」はワンコーラスだけで、続くのはオリジナルの「ソノラマ」。一気にカバーで攻めるのかと思いきや、「それだけじゃないよ」と、いい意味で期待を裏切ってくれる。そして「M」「あなたに会えてよかった」とワンコーラス演奏を続け、さらに「あなたに あえて よ~か~あった~」とゲンタさんのヴォーカルから「あの鐘を鳴らすのはあなた」。ハンドマイクで「Sweet Memories」と続き、「アンダルシアに憧れて」「ドミノ」と畳み掛けるオープニングメドレー。
 「どうもこんばんは、山崎まさよよょしょょ…。」と、いつも以上に聞き取りにくいぼそぼそMC(笑)。別に2階だから聞こえにくいというわけではなくて、まさやん面白がってわざとやってます。すかさず「がんばれー」の声に、「お前がなっ!」。
 少し落ち着いたところで「ケンとメリー~愛と風のように」。ゲンタさんのコーラスがみごとにハモっている。そしてここで再びオリジナル「レイトショウへようこそ」。この曲ライヴでよくやるよね。後半掛け合いがあるからかな?
 続いて、美しい光の模様がステージを照らし、静かに「True Colors」へ。PAもだいぶ安定してきたのか、まさやんの声もクリアに艶やかに聞こえる。そして、みごとにCDでの演奏を再現した「Englishman In New York」のあとは、なんと「週末には食事をしよう」だ。非常にパワフルな演奏とまさやんのヴォーカル。思わず「しゅうまぁつ~には しょくじっをし・よぉ・お~」といっしょに歌いたくなるようなヴァージョンだった。
 ここでステージは暗転。「シャボン玉ホリデー(たぶん?)」のテーマソングが流れる。再びステージに明かりが灯ると、そこには派手な蝶ネクタイをしたゲンタさん、まさやん、キタローさんの3人が登場する。まさやんはウクレレを手にしている。
 「こんばんは、ボーズ&パーマです」
 「何? もう1回」とゲンタさん。3人が別々の名前を言っているのだ(笑)。結局、まさやんの「ボーズ&パーマ」は、「もう、オレ坊主じゃない」(ゲンタさん)、キタローさんの「まきげ」は「古い」(ゲンタさん)という理由によって却下され、3人のグループ名はゲンタさんによりマーサ&パン○ラス(?)に決定。
 「新曲がない」ことを気にしている様子のまさやんに、「じゃあ、ここで作ろうよ新曲、ご当地ソング!」とゲンタさん。開演前のロビーで集めたという「広島といえば…」のアンケートに書かれた言葉をつないでの新曲作りスタート。タイトルはまさやんの一言で「山口のとなり」に決定。箱の中からキタローさんが一枚ずつ紙を取り出し、ゲンタさんがホワイトボードにそれを歌詞として書きとめていく。
 1枚目「プリンセス・メグ」(女子バレーのね)。2枚目「まさやんファンがいっぱいじゃけん」(「自分で自分の名前歌うんかい!」とのまさやんのツッコミには、「松本伊代だって歌ってる」とゲンタさんが一蹴)。3枚目「オタフクソース」。そしてサビの部分である4枚目「広島カープ」。
 「それでは、「山口のとなり」どうぞ~!」と、「♪プリンセス・メグは~背が高くてチュウできね~広島は~まさやんファンが~いっぱいじゃけん~」とか何とか、広島ご当地ソング「山口のとなり」を即興でプレイ(笑)。大爆笑の中、引き続きウクレレで「Raindrops Keep Fallin' On My Head」。キタローさんはビニール傘をさし、玩具のグランドピアノを弾いている。CDよりもこっちのシンプルなアレンジの方が好きだな。そして、「Daydream Believer」では、ゲンタさんのオーシャンドラム(波の音が出るやつ)が活躍。
 ここで、再びMC。ゲンタさんがまさやんに「コピーとカバーの違い」について聞く。田中邦衛さん、ルパン三世、銭形警部でものまね(コピー)とカバーをそれぞれ披露。まさやんのルパン、激ウマ! 森本レオさんによる銭形警部のカバー(?)「ルパンを追ってて、とんでもないところに来てしまった」に大爆笑! 大爆笑と歓声の中、このコーナー最後はRCサクセションの名曲、そしてまさやん幻のシングル曲「トランジスタ・ラジオ」で締めくくる。ステージが暗転し、3人が姿を消すと、しばらく「山口のとなり」が流されていた(笑)。
 SHOWの後半は桑田佳祐さんの「月」でしっとりと幕開け。この曲は桑田さんのお母さんが亡くなられた時に作られたそうだが、まさやんも情感たっぷりに歌い上げる。数年前、TBS「おんがく」出演時に演ったときから、まさやんの歌い方にピッタリと思っていたが、やっぱり生で聞くとさらにイイ。
 続くナンバーは多少ディストーションのかかったエレキギターのアルペジオからスタート。歪んだベースの音に、なんだか聞き覚えがあるなぁと思っていたら、「原色に…」という、まさやんの歌で鳥肌が立った。「コイン」である。ベースの音は「Y.M.A.C 2005」で聞いた「コイン」での音と同じだったのだ。それにしても、こうしてカバー曲の中にまさやんのオリジナルが挟み込まれると、まさやんの曲の素晴らしさが際立つ感じだ。曲の途中、何度も何度も背筋がぞくっとしてしまう。
 そして、続く「ステレオ」から、ライヴはいよいよクライマックス。ロック魂全開の「苦悩のマタニティー」から、これがないとネ…の「ヤサ男の夢」、そして本編ラストはまさかの「アドレナリン」で締めくくり。この曲を聴くと、どうしても台風の中での「Y.M.A.C 2005」を思い出して、アツイモノがこみ上げてくる。
 当然アンコールだ。なんだかいつもよりアンコールの拍手がアツイ感じがするのは気のせいか? 長い手拍子が何分続いただろう。やがて、いつもの「ヤ・マ・ザ・キ・マ・サ・ヨ・シ」コールが飛び出す頃には、今度はティーンエイジャーの頃、TVでよく観た「ベスト・ヒット・USA」のテーマ曲が聞こえてきた。しかもDJは「ベスト・ヒット・U(ユー)S(エス)O(オー)」なんて言ってる(笑)。
 ステージの照明がつくとまたビックリ! なんと3人は映画「ブルースブラザース」のジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドような黒のスーツにソフト帽、サングラス姿で立っているのだ! まさに、まさやん流エンターテイメント!
 曲はすでにおなじみ「Respect」。「♪R-E-S-P-E-C-T」がカッコイイ。そして「さらば恋人」へとつながり再び「Respect」へともどる夏フェスや「SONGS」とはちょっと違うアレンジ。続く「Superstition」では、ギターの音が出なくなるハプニング。なんとか音も復活し「はじめてのチュウ」。続いてキタローさんがキーボードでビリー・ジョエルの「素顔のままで」のイントロを演奏。まさやんが歌おうとすると、そのままキタローさんが思い入れたっぷりにワンコーラス完唱してしまう。さらに「Just The Two Of US」から、私も若い頃、バンドでコピーしたDEEP PURPLEの「Smoke On The Water」。なんとサビの部分は「♪ボ~ズ・アンド・パ~マ」になってました(笑)。
 「ベスト・ヒット・USO」のラストはBEATLESの「All My Loving」。まさやんはポールの歌まねやってました。一瞬、似ているような、似てないような…。ん? これってコピー? カバー? 
 BEATLESがやっていたように、曲が終わると3人は深々と頭を下げ、このコーナー終了。再びステージ上に明かりがつくと、まさやんはブルーのTシャツ姿で出てくる。
 サザンジャンボを手にし、再び「歌っていうのは、誰かが歌い継いでゆくもの」というカバーの話。そしてRobert Johnsonの「Cross Road Blues」を演奏。スライド・バーを使った演奏(ボトルネック)が決まっている。さわりだけかと思ったら、結構長く演奏してくれて、大歓声。気をよくしたのか、さらに、もう1曲「Come on in My Kitchen」(これはさわりだけ)をやってくれる。やっぱり大好きなんだねRobert Johnson。
 エレキに持ち替え、いよいよ最後の曲。実はグッズ先行販売の時、この曲のリハの音がホールから漏れてきていて、「この曲をやるんならきっとラストだ」と思っていました。アルバム「COVER ALL HO!」でもラストを飾っていた「いかれたBaby」である。フィッシュマンズのオリジナルは知らないけれど、心にしみるとってもいい曲だ。夏の終わりに、大学時代の先輩がメールで、「春に大事なパートナーが急逝し、悲しみを感じる暇もなく、忙しさにおわれている」と知らせてくれた。かける言葉が見つからなくて、そのメールの内容には触れない返事を返したのだが、この曲を聞いたとき、これを聞いたら、少しだけれど心が癒されるのではないかと考えた。繰り返されるギターのメロディーとまさやんの歌を聴きながら、やはり先輩にこのアルバムをプレゼントしようと決めた。
 自分のパートを終えるとキタローさんがまずベースを置いてステージの袖へ消えた。そしてゲンタさんも…。最後に残ったまさやんがギターの最後の音を奏で終えると、「どうもありがとうございました」と、丁寧に客席に向かってにお礼を述べる。
 笑いあり涙(?)あり…。たまにはこんな「まさやん流エンターテイメント」の詰まったLIVEもいい。明日からもがんばっていく元気をもらった。 


SET LIST
【ヒット・パレード】
01.ス・ト・リ・ッ・パー~
  ~ソノラマ~
  ~M~
  ~あなたに会えてよかった~
  ~あの鐘を鳴らすのはあなた~
  ~Sweet Memories
02.アンダルシアに憧れて
03.ドミノ
04.ケンとメリー~愛と風のように
05.レイトショウへようこそ
06.True Colors
07.Englishman In New York
08.週末には食事をしよう

【シャボン玉ホリデー】
09.山口のとなり(広島ご当地ソング)
10.Raindrops Keep Fallin' On My Head
11.Daydream Believer
12.トランジスタ・ラジオ

13.月
14.コイン
15.ステレオ
16.苦悩のマタニティー
17.ヤサ男の夢
18.アドレナリン

encore
【ベスト・ヒット・USAO】
19.Respect~さらば恋人~Respect~
  ~Superstition~
  ~はじめてのチュウ~
  ~Just The Way You Are(素顔のままで)~
  ~Just The Two Of US~
  ~Smoke On The Water(ボーズ&パーマ)
20.All My Loving
21.Cross Road Blues
22.Come on in My Kitchen

23.いかれたBaby

2007年11月10日(土) 17:30開場 18:00開演
5,250円 2階8列64番


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コメント 4

月ママ

ご丁寧で心温まるレポ、ありがとうございました。
真髄ですねー。素晴らしい。
なんか、涙がでちゃいましたよ。
月は桑田さんのお母様がなくなられたときに・・。
そうだったんですねえ。

先回、大阪ではなんだか訳がわかんないで
終わっちゃったんです。未熟者なんで。
jiriさんのように、今度はじっくりと丁寧に
まさやんの心意気をかみ締めてきたい、と思います。
by 月ママ (2007-11-12 23:59) 

jiri

月ママさんは2週間後には再びあのLiveを体験できるのですね。羨ましい。
当初は私たちも12月にどこかへ…と思っていましたが、来年早々、娘の受験なのでちょっとムリかな。
by jiri (2007-11-17 07:48) 

mompon

去年、広島から東京に転居しましたが、2004年から2006年まで厚生年金に参加しましたので、とても楽しく読ませていただきました。アンコールの掛け声「ヤ・マ・ザ・キ・マ・サ・ヨ・シ」とっても懐かしいです♪
今回は横浜に参加しましたが、ファンクラブ会員でも抽選でチケットが取れないこともある東京地区は競争が激しいと感じています。
by mompon (2008-01-27 15:38) 

jiri

momponさんコメントありがとうございます!
広島はまだチケット取れないことはないみたいですが、私も知り合いも今回は結構後ろの席だった方が多かったようです。なんだか嬉しいような悲しいような…。
まさやんは今年はライヴないかも…ってい言ってましたが、また、ライヴがあったらレポートしますので立ち寄ってくださいね!
by jiri (2008-01-27 17:56) 

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